中国の社会保険制度 五険一金について

文章来源:清日中心人才

 

中国の社会保険「社会保险」は、以下の五種類あり、会社と労働者に納付義務があります。

1)养老保险

養老保険。日本の年金制度に相当します。定年「法定退休年龄」後、年金「养老金」を毎月受領します。

2)医疗保险

医療保険。日本の健康保険制度に似ています。指定された医療機関「定点医疗机构」での診察代や薬代について個人負担が軽減されます。

3)失业保险

日本の失業保険に相当します。

4)工伤保险

日本の労災保険に相当します。業務が原因となる傷害や職業病が労災と認定された場合、その労働者へ必要な援助を行います。

5)生育保险

出産保険。出産に関わる費用や産休中の給与を補償します。

6)住房公积金

住宅保障制度です。

上記の五つの社会保険と合わせて「五险一金」と呼ばれています。

 

 

これらは一定の割合で会社と労働者双方が負担しますが、労災保険と生育保険は会社のみが負担し、労働者には負担義務はありません。

 

 

社会保険は、各地域にある「人力资源和社会保障局」という労働部門が管轄しています。

 

社会保険料や住宅積立金は、個人負担額も少なくないので、手取り額を優先したい従業員から、納付基数を小さめに申告したり、申告自体せず、一切社会保険料を支払わないようにお願いされることがあります。ただし、関係当局が調査のために会社に突然来ることもあり、嘘の申告が発覚すると、未納分を遡って遅延金つきで支払いを命令されるので、注意が必要です。

 


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